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星の数より先に、私は件数を見ています

星の数より先に、私は件数を見ています 作品の選び方

作品を選ぶとき、評価の星は目に入ります。4.5と書いてあれば良さそうに見えますし、3.2ならためらいます。

ただ、同じ4.5でも、3人が付けた4.5と、200人が付けた4.5では、意味がかなり違います。私はここを分けて見るようにしています。

件数が少ないと、星は動きます

3件しかレビューが無い作品で、誰かが星5を1つ付けたとします。それだけで平均は大きく動きます。逆に星1が1つ入れば、同じくらい落ちます。

件数が少ないうちの星は、たまたまで決まります。最初に見た数人がどういう好みの人だったか、それだけの話になってしまいます。

一方で200件あると、そう簡単には動きません。星1が1つ増えても平均はほとんど変わりません。件数が増えるほど、その数字は「多くの人にとってどうだったか」に近づいていきます。

私はだいたい、10件を超えたあたりから星を信じ始めます。それ以下だと、参考程度に眺めるくらいです。

発売からの時間も効いています

レビューは、時間が経つほど溜まります。つまり、新しい作品ほど件数が少ないのは当たり前のことです。

なので、発売されたばかりの作品に星が付いていなくても、それは中身の評価ではありません。単に、まだ誰も書いていないだけです。

私が新作を見るときは、星をいったん脇に置きます。代わりに見るのは、その女優の過去の作品の評価や、同じシリーズの前作の評価です。その作品の星が無いなら、周りの星を見る。これでだいたい見当がつきます。

同じメーカーの近い時期の作品も、参考になります。撮り方や企画の傾向が似ているので、前の作品が合ったなら次も合いやすい、という程度の当たりは付きます。

書く人には、偏りがあります

もうひとつ頭に入れているのが、レビューを書いているのは、その作品を買った人だけだということです。

買う時点で、その人はその作品に興味を持っています。題名も表紙もジャンルも見て、良さそうだと思って選んでいます。つまり、もともと好みが近い人が集まったうえでの評価です。

これは星が高めに出る方向に働きます。まったく興味の無い人が見て「合わなかった」と書くことは、そもそも起きません。

だから私は、星の絶対値よりも、同じくらいの件数の作品どうしを比べるようにしています。4.5と4.2のどちらが高いかは意味がありますが、4.5という数字そのものに「良い作品の基準」を置くと、判断がぶれます。

星が低くても、自分に合うことがあります

評価というのは、多数派の好みが出やすいものです。多くの人の好みと自分の好みがずれている部分では、星は当てになりません。

私にも、評価が高くないのに何度も見返している作品があります。逆に、評価がとても高いのに自分にはあまり刺さらなかった作品もあります。

だから私は、星を足切りには使わないようにしています。星が低いからという理由だけで候補から外すと、自分に合う1本を取りこぼします。使うのは、迷ったときの最後の一押しくらいです。

自分の基準を1度だけ作っておくと楽です

これは途中から始めたことですが、効果がありました。

自分が本当に良かったと思った作品を5本くらい選んで、その星の数を見ておくことです。

やってみると、自分の「良い」がどのあたりの数字に対応しているかが分かります。私の場合、見返している作品の星は思ったほど高くありませんでした。4.6もあれば、3.8もある。つまり、私にとって星はあまり強い手がかりではなかったわけです。

この基準を1度作っておくと、次からは星に振り回されなくなります。人によっては逆に「自分の好きな作品はやっぱり星も高い」と出るかもしれません。どちらでも、自分の物差しが分かるという点で意味があります。

レビューの文章は、星より情報があります

数字より役に立つのが、レビューの文章です。ただし、読み方があると思っています。

私が見るのは、「何が良かったか」が具体的に書いてあるものです。「最高でした」だけの文章は、書いた人の気持ちは伝わりますが、自分に合うかどうかの判断材料にはなりません。

具体的に書いてある文章なら、星の高低に関係なく使えます。星2の人が「〇〇が長くて自分には合わなかった」と書いていれば、その〇〇が好きな人にとっては、むしろ買う理由になります。

低い評価の文章のほうが具体的なことが多い、というのも私の実感です。良かったときは感嘆で終わりがちですが、合わなかったときは理由が書かれます。評価の低いレビューは、否定の材料ではなく、情報源として読んでいます。

私の使い方をまとめると

順番としては、こうなっています。

  1. まず件数を見る。10件を超えているかどうかで、星の扱いを変えます
  2. 件数が十分なら、星をざっくり見る。高い低いで決めず、「多くの人にはこう見えたのか」という参考にとどめます
  3. 文章のあるレビューを2〜3件だけ読む。高いものと低いものを1つずつ読むと、輪郭が見えます
  4. 最後にサンプルを見る

ここまでの情報は全部、サンプルを見る順番を決めるためのものです。最終的な判断はサンプルでしています。

まとめ

  • 同じ星4.5でも、3件と200件では意味が違います
  • 件数が少ないうちの星は、たまたまで動きます。私は10件を目安にしています
  • 新作に星が無いのは当たり前なので、周りの作品の評価を見ます
  • 書いているのは買った人だけなので、星は高めに出ます。数字そのものより比較に使います
  • 自分が良かった作品の星を1度確かめておくと、物差しができます
  • 文章のあるレビューは、具体的に書いてあるものが役に立ちます

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