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好きな顔は言葉にできないので、私は数を見ることにしています

好きな顔は言葉にできないので、私は数を見ることにしています 探し方を変える

好きなジャンルなら、言葉で言えます。好きなシチュエーションも言えます。ところが「好きな顔」になると、とたんに説明できなくなります。

「目が大きい人が好き」と言ってみても、目が大きい人を並べられると、その中で好きな人とそうでない人に分かれます。言葉にした瞬間に、大事なところが抜け落ちてしまう感じがあります。

検索の言葉にならない好み

作品を探す仕組みは、たいてい言葉でできています。ジャンル、シチュエーション、体型。どれも言葉で指定して絞り込みます。

顔の好みは、ここから外れます。絞り込みの条件として入力できるものが、ほとんどありません。体型や身長は数字で指定できますが、それは顔とは別の話です。

私はこれを、探す仕組みの欠けというよりも、そもそも言葉に向いていない性質のものだと思っています。似た顔を10人並べても、その中で分かれてしまうくらい細かい差を見ているわけで、それを文字で表そうとするほうに無理があります。

だから、言葉で探そうとするのをやめました。

代わりにやっていること

やっていることは単純で、顔の写真をたくさん眺めて、引っかかった人を覚えるだけです。

判断は一瞬で構いません。1人あたり1秒か2秒。「お」と思ったら覚える、そうでなければ次へ。考え込むほど、かえって分からなくなります。「この人は好みに入るだろうか」と検討し始めた時点で、たぶん違います。

大事なのは、数を見ることそのものです。10人見て何も引っかからなくても、50人見れば1人か2人は出てきます。私の場合、新しく好きな人に出会う回数は、見た人数にほぼ比例している実感があります。

つまり、当たりを引く技術というより、打席に立つ回数の話です。ここに気づいてから、探すのがずいぶん気楽になりました。

どこで数を見るか

私が眺める場所は、だいたい次のあたりです。

  • 作品一覧のサムネイル。表紙に顔が出ているので、流し見るのに向いています
  • 新人が並んでいるページ。同じ時期にデビューした人がまとまっているので、数をこなせます
  • 総集編。1本の中に何人も出てくるので、短時間で見比べられます
  • ジャンルで絞った一覧。好きな内容の作品に出ている人は、そもそも母集団として合いやすいです

総集編は特に効率がいいと思っています。1本で何人分にもなるので、見放題の対象に入っているものがあれば、私はそれを流しながら眺めています。

表紙の写真は、条件のいい1枚です

ひとつ、頭に入れていることがあります。表紙に使われている写真は、いちばん良く見える1枚が選ばれています。

これは当たり前のことで、悪いことでもありません。ただ、表紙だけで判断すると、実際に見たときの印象との差が大きくなります。照明も角度も、一番いいところが選ばれているからです。

なので私は、表紙で引っかかった人については、同じ人の別の作品の表紙も1〜2枚見るようにしています。複数の作品で同じように引っかかるなら、たぶん本当に好みです。1枚だけなら、その写真が良かっただけかもしれません。

写真で良いと思っても、動くと印象が変わります

もうひとつ気をつけているのが、静止画と動画の差です。

表紙の写真では惹かれなかった人が、動いているのを見たら急に良く見えることがあります。逆もあります。表情の作り方、話し方、声、間の取り方。写真に写らない部分が、実際にはかなり効いています。

私の場合、写真の印象と動画の印象が一致する割合は、半分くらいという感覚です。決して高くありません。

なので、写真で引っかかった人は「候補」として覚えておいて、サンプルを見るまでは決めないようにしています。ここを分けておくと、期待とのずれが小さくなります。

名前を覚えるところで、たいてい取りこぼします

顔で探すやり方には、はっきりした弱点があります。名前が残らないことです。

一覧を流し見ているときは、顔しか見ていません。「あとで調べよう」と思って画面を閉じ、翌日には何も思い出せない。これを何度も繰り返しました。

今は、引っかかった時点で名前をメモに控えるようにしています。スマホのメモでも、紙でも構いません。顔を見た瞬間と、名前を控える動作を切り離さない。これだけで、取りこぼしがかなり減りました。

控えるのは名前だけで十分です。その人の作品を全部調べるのは、あとからでもできます。その場でやると流し見のリズムが止まって、結局その日はもう数を見られなくなります。

溜まってきたら、共通点が見えてきます

20人、30人と控えていくと、面白いことが起きます。自分では説明できなかった好みの輪郭が、並べたときに見えてくることがあります。

「言われてみれば、みんな笑い方が似ているな」とか、「雰囲気が落ち着いている人ばかりだな」とか。最初から言葉にしようとすると出てこないのに、結果を並べると分かります。

ここまで来ると、探すのが楽になります。新しい人を見たときの判断が速くなりますし、「この人が好きなら、あの人も見てみよう」というつながりも出てきます。

言葉にできない好みを、言葉にしないまま扱う。そのための方法が、数を見て記録することだったというのが、今のところの私の結論です。

まとめ

  • 顔の好みは言葉にしづらいので、条件で絞り込むのには向いていません
  • 代わりに数を見ています。1人1〜2秒で、引っかかったら覚える
  • 表紙は条件のいい1枚なので、同じ人の別の作品も見ます
  • 写真と動画で印象が変わるので、サンプルを見るまでは決めません
  • いちばん取りこぼすのは名前なので、引っかかったその場で控えます
  • 20人30人と溜まると、自分の好みの共通点が見えてきます

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